今日の技術は過去の技術の集大成:書籍「ファミコンの驚くべき発想力」を購入
私は19歳で業界に入ったので来年でいよいよ10年目に突入なのですが、
開発に携わることができたのは、
PlayStation , PlayStation 2 , Nintendo DS( ツール作り ) , iOS
と、どんなに古くてもPlayStationです。
上司からは、ファミコンでの開発裏話をよく
聞いてましたがまとまった具体的な資料が手に入るわけでもなく、
もやもやっとした感じでしたが、何気なく書店で手に取った
「ファミコンの驚くべき発想力」は、
そのもやもやしたところをスッキリさせてくれました。
ファミコンの驚くべき発想力 ?限界を突破する技術に学べ? (PCポケットカルチャー)
- 作者: 松浦健一郎,司ゆき
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2010/10/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ファミコンの特徴から始まり、ハードウェアの構成、
RAMやROMの話、プログラム。
濃いです。でもこの濃さがこの本のウリだと思います。
技術資料を探してまとめることは非常に大変ですし、
ましてや開発環境としてもう闇の彼方に葬りさられた情報というのは
例えばエミュレーターのソースでも読まない限り、
限りなく生に近い情報は得られません。
この本は、本当に良くまとまってますし、
なぜ一般ウケしそうなタイトルをつけたのかが謎ですが、
めちゃめちゃプログラマー向けです。
つまり、一般の人が読むとちとあたまが痛く可能性があるので
あくまで業界の方が読み物として読むことをオススメします。
書店で見かけたら是非手にとって読んでみてください。