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上級プログラマー必読の書。iOS5プログラミングブックついに完成!!その目次を公開します。

iOS5プログラミングブック

iOS5プログラミングブック

iOS4プログラミングブックがでて約1年が経過しました。
いよいよその続編である「iOS5プログラミングブック」が発売されます。
早速タイトル通り目次の紹介をすべきですが、
まずはこの本ができるまでのちょっとしたお話にお付き合いください。


今回、私は仕事のほうが多忙ということもあり、執筆ではなく、
企画、プロデュースのお手伝いを行いました。
本の企画、プロデュースとはよくいったものですが、、、
実際には、iOS5本を作成するために各方面のプロフェッショナルに
お願いし、皆さん快く快諾してくださいました。


●著者紹介
@hkato193

@sonson_twit

@cqa02303

@natsun_happy

@yusukesekikawa

@tomohisa

本当に人脈に恵まれていると思います。この場を借りてお礼申し上げます。


前作を書いてくださった方含め、cocos2d本でお世話になった方、
新規メンバーと今回も本気で著者を集めています。
うち2名は、海外在住ということで東西、そしてその間の日本の時差を
考慮したSkype MTGなんかも初の試みでやってみたりしました。
執筆のやりとりは最近すべてfacebook groupのみで行っています。


facebookは、時差を気にせずとにかくコメントで執筆に関するやりとりを
昼夜問わず行い、スケジュール系はGoogle Docsを利用するといった
運用を行っています。データの受渡はDropboxを用います。
とはいえ毎回色々と課題もでてくるためこれがBESTのやり方ではありません。
出版社が異なればさらに...
とまぁ、色々あったもののなんとか刊行することができました。

さて、満を持して発売する「iOS5プログラミングブック」ですが、
目次内容は以下のような構成です。


CHAPTER 1 │ iCloud
1-1 iCloudとは─8
1-2 iCloud対応アプリの開発準備─14
1-3 キー値データストレージ─16
1-4 iCloudによるファイル共有─25
1-5 UIDocumentとUIManagedDocumentを使ったiCloudデータ共有─44


CHAPTER 2 │ Storyboards 2-1 Storyboardとは─62
2-2 Storyboardエディタ─65
2-3 コードから見たStoryboard─112 2-4 おわりに─149


CHAPTER 3 │ ARC
3-1 ARCの概要─152
3-2 オブジェクトの生存期間─154 3-3 ARCの作法─157
3-4 循環参照─167
3-5 ARC使用時の注意点─174 3-6 Xcodeの環境設定─179
3-7 まとめ─184


CHAPTER 4 │ Core Image
4-1 Core Imageとは─186
4-2 iOS版Core Image─187
4-3 画像処理─188
4-4 画像解析─200
4-5 Core Image使用時の注意点─204


CHAPTER 5 │ CoreBluetooth
5-1 Bluetooth Low Energyの概要─206
5-2 BLEの基礎─211
5-3 CoreBluetooth─216
5-4 一眼レフ用リモートレリーズへの応用─231
5-5 参考情報─246


CHAPTER 6 │ Twitter/Accounts フレームワーク 6-1 Twitterフレームワークの概要─248
6-2 TWTweetComposeViewControllerによる投稿─251 6-3 TWRequestによるデータの取得・投稿─259
6-4 Twitterフレームワークの機能補完─274


CHAPTER 7 │ iOS 5 のセキュリティ
7-1 iOS 5のセキュリティ概要─276
7-2 ネットワークのセキュリティ─277
7-3 デバイスのセキュリティ─281
7-4 キーチェーンを用いた機密情報の保護─288


CHAPTER 8 │ UIKit
8-1 コンテナビューコントローラ─290
8-2 UIAppearance─313 CHAPTER 9 │ Misc
9-1 AssetsLibrary─332
9-2 オーディオの新機能─341
9-3 参考資料・リファレンス─360


18日の金曜日に出版社で著者代表とともに読み合わせを行っていましたが、
改めて読んでみるとその内容の濃さに感動しました。


iCloudは、Appleが用意する様々な手法におけるiCloudの同期方法について吉田氏、加藤氏が詳しく解説しています。Storyboardsについては、早期のこの分野を研究し尽くした藤川氏がスクリーンショット付きでこれでもかというボリュームで解説しています。超必見です。



ARCは、すでに友人である坂本氏が執筆された、上級者向けの
「エキスパートObjective-Cプログラミング」がありますが、
本書では、西方氏がARCについてコンパクト且つわかりやすく解説されており、
ARCを一通り理解するにはちょうど良い内容だと思います。

エキスパートObjective-Cプログラミング ?iOS/OS Xのメモリ管理とマルチスレッド?

エキスパートObjective-Cプログラミング ?iOS/OS Xのメモリ管理とマルチスレッド?


Core Imageは、画像処理をGPUでバリバリやってみたい人には、
おすすめの機能です。そのとっかかり本書は適しています。


Core Bluetoothは、ハードウェアとiOSをbluetoothでつなげてみたい人には
必須の内容です。40ページにわたり、高度な内容を関川氏が丁寧に解説しています。
現在ここまで詳細に書かれている書籍はないのではないでしょうか?


Twitter,Accountフレームワークは、自身のアプリをTwitterに対応したい人に
是非読んでもらいたい内容です。つまづくことなく丁寧に解説されています。
執筆は、TweetoverViewの高丘氏。安心して読めますよ!
それにしても、iOS5ではこんなに手軽にTwitter使えるようになったんですね...


iOS 5のセキュリティ項目も必見です。少々マニアックな内容になりますが、
BtoBビジネスにおけるセキュリティは必須ですし、そうでなくとも
一読されることをオススメします。


UIKitの章では、ビューコントローラーの管理方法の新しい手法について詳細に
解説されています。これによりアプリケーションの設計が
かなり楽になるのではないでしょうか?
UIAppearanceは、UIのスキンを独自にカスタマイズしたい方必見の内容です。
私も知らなくてこれは便利だと思いました。


最後にMiscです。AssetsLibraryのフォトストリーム対応やオーディオ関連について
便利な機能の紹介があります。さすが大人気メトロノームアプリを作成した
加藤氏の得意な分野だけあります。
Metronome Pro
Metoronome Bounce

以上、iOS5プログラミングブックの内容となります。
絶賛予約中でございます!!!宜しくお願い致します。

iOS4プログラミングブック

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iOS5プログラミングブック

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