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ちょっとした技術ブログです

XAMPPで構築するproFTPDサーバー

MacOSXには、デフォルトでFTPサーバー機能が搭載されているのですが、
これは簡単に設定できる反面、ルートディレクトリから
上にさかのぼることができる為サーバーの構成が丸見えになります。


いわゆるDefaultRoot的な設定があるらしいのですが、
どうもみつからんのであきらめました・・・

というわけで、proFTPDを使ってサーバー構築をしようと思ったのですが、
macportsを使って入れた後の設定がややこしいというか、、、
これも解説されているところがなく、時間がない自分はこれもあきらめて
途方にくれていたのですが、そこでXAMPPを発見!!というか
Windows機でいじっていた頃からご無沙汰してました。


Mac版もDLしてセットアップすると非常に簡単だったので紹介します。

  • こちらからダウンロードして、Applicationsにつっこみます
  • XAMPP Contolを立ち上げて、FTPをStartする


たったこれだけで起動します!!
とはいえ、これでは、デフォルトの設定のままなので、
とりあえず当初の目標だったDefaultRootの設定を行います。

sudo vim /Applications/XAMPP/conf/proftpd.conf

として設定ファイルを開き、DefaultRootの箇所を以下のように書き換えます。

DefaultRoot ~

この後、追加したいユーザーを設定→アカウントから作成しておきます。
こうすることでホームディレクトリが作成されるので、
そのホームディレクトリを丸ごと削除します。



                    • -

ここからは独自設定(まねしたい人向けです)

ユーザーごとにホームディレクトリが設定されてしまうのが
嫌な場合は、シンボリックリンクを使って、
ユーザーA,B,Cが同じディレクトリを参照できるようにします。


以下のように、FTPユーザーA,B,Cに対して同じディレクトリをシンボリックします。
(例としてFTPユーザーA,B,Cがいるとする)

sudo ln -s FTPの設定先ディレクトリパス /Users/A
sudo ln -s FTPの設定先ディレクトリパス /Users/B
sudo ln -s FTPの設定先ディレクトリパス /Users/C

FTPの設定先ディレクトリパス = /FTP/Share


こうすると、FTPユーザーA,B,Cは、
ログイン後、同じディレクトリを参照することが出来ます。