JavaScriptで書いたゲームがiOSネイティブで動くiOSIMPACT制作秘話(前編)
IMPACTというフレームワークをご存じでしょうか?
去年10月にJavaScriptで記述されたゲームがiPhone 3GS実機で
60fpsにて動作するという内容で衝撃デビューを狙ったフレームワークです。
残念ながらprivateフレームワークを利用しているという点で
iOSでの動作は見送りとなりましたが、、、HTML5でのゲームフレームワークとして
$99でライセンスが販売されました。正直その時点で私は少し熱が覚めてしまったのですが、
最近ついにiOSでも動作させる方法に成功し、みごとAppleの審査を通して
AppStoreで無料アプリとして公開されました。
Biolab Disaster
Drop JS
これらのゲームは、JavaScriptのみで記述されています。
特にBiolab Disasterは、びっくりするんじゃないでしょうか?
Box2Dとも連携できるようになっているので、
当たり判定やパーティクルの飛び散り方などとても自然で心地よいです。
IMPACT内では簡単な物理エンジンを実装しているため、ちょっとした
当たり判定やパーティクルの飛び散りに利用されています。
また、Box2D.jsを組み込むことでよりリアルな物理エンジンを使用することができます。
しかもこのフレームワーク、HTML5で記述されたレベルエディタまで付属してくるので
一見複雑に見えるステージもこれを使って作成することができます。
チュートリアル動画(本家より)
このIMPACT。最近UEIさんからリリースされたenchant.jsと比べると
$99支払う必要があるため、、、HTML5だけで動作させるのであれば、
正直メリットは少ないかもしれません。しかも覚える事も結構あるので
初心者お断りな空気も沢山あります...
とはいえこのフレームワークの真骨頂は、HTML5で書いたものが
iOS上でsafariのCanvasを使わずにパフォーマンスそのままにほぼ
そのまま動くということなのでこれは凄いことだと思います。
後編では、このフレームワークがiOS上で動くまでの秘話を
翻訳記事という形で公開したいと思います。